現代の若者の恋愛感 セフレの急増 彼氏彼女に縛られない生き方

 近代の日本では3割を超える離婚率の高さ、晩婚化、少子化、童貞・処女率の高さなど恋愛・結婚に対する観念が、昔とは確実に変化してきているように感じられます。昔は戦後ということもあってベビーブームなんて言葉に踊らされ「結婚しないのは非国民だ!」ぐらいの時代もありました。自身の中でも、結婚した親しか知らないわけですから、結婚はしてあたりまえ感覚で育ってきたかと思います。今はどうなっているのかを、少し掘り下げてみてみようかと思います。




ハードルが高くなり過ぎた 彼氏 彼女

 あえてセフレを選択するが出てきた理由の多くは、『彼氏彼女』という関係にまとわりつく様々なネガティブイメージが原因です。「気を遣わなければならないから」「彼氏彼女なら~するべき」というのが負担、「言いたいことが言えない」、準備から待ち合わせまで「面倒くさい」という声が本当によく聞こえてきます。

「彼氏彼女こそ気の置けない関係ではないのか!?」と思うかもしれませんが、むしろその逆で、「義務感」や「多大な配慮を要する存在」という捉え方なのです。セフレという言葉が持つマイナスイメージよりも、彼氏彼女という関係によって自分に課せられることのマイナスイメージのほうが大きいと感じる人が次第に増えてきているのです。

 でもなぜこのようなイメージを抱く人が増えているのでしょうか? それはひとえに「男子に愛されるために~しましょう!」まさに商法ですよね。やらなくても内面は磨けるでしょうとは思います。「彼氏をGETするためにこんなにも努力しましょう!」と煽ることで、彼氏彼女という関係になることに様々な制約を課してきた女性誌やメディアの責任が大きいと思います。彼氏がいなくてもイケてる娘はいけているのです。むしろ、チャラい女ほど彼氏がいて、いとも簡単に別れたりくっ付いたりしているような気がします。『彼氏』って、そんな携帯電話みたいに変更するものなのでしょうか?

 昨今の「愛されましょう」というメッセージが、逆に恋愛離れに拍車をかけ、その中でも男女の繋がりを求める一部の人たちがセフレに活路を見いだそうとしているのだと思うのです。ソフレ(添い寝フレンド)も同様です。
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セフレも多様化の流れの一つ

 ただし、このようなケースの場合、セフレの意味は「お互いが相手に過度な要求を押し付けない関係」であり、むしろ人間関係としては理想的のように思えます。従来のセフレとは全く異なるために、「何か新しい名前をつけたほうが良いのでは?」と思うくらいです。逆に絆のようなものは薄く、物足りなく感じる人もいるでしょう。自分都合で切り捨てられてしまうのですからね。

 さらに、今後の日本は個の時代がさらに進んで行くと考えられますが、そう考えると、人間関係における余計なものをなるべく剥ぎ落とした関係のほうが、むしろ時代に合っているような気がしなくもありません。その背景には、色々な施設の充実があったりして、死ぬまで一人でも生きていける環境が整いつつあるのでしょう。孤独は寂しいと言った時代もありましたが、ネット社会では離れた親子以上にコミュニケーションが取れる現代に、事実上の孤独な人なんているのでしょうか?

 パックス(フランス)やサンボ(スウェーデン)という地位ある事実婚の制度が確立しており、婚姻の多様化が進んでいます。そう考えると、独身者における関係も、もっと多様化が進んでも良いのかもしれませんね。



自由な人の自由さを見習おう

 もちろん全員にセフレが良いですと宣伝するつもりはありません。ですが、自分は何が楽しいと感じるのか、今の自分に何が合っているか、それを追求することはとても大事。逆に、彼氏彼女という地位にこだわるのであれば、こだわる理由を自己分析して明確に理解しない限り、ただ彼女という地位に振り回されて不自由な生活になってしまうこともありえるわけです。

 そもそも、相手や自分の生活環境が変われば、それに合った付き合い方に変わると思います。以前、バイセクシャルの方で、「前は男性の波が来ていたんですが、今は何となく女性の波が来ているんですよ」と発言していた方がいました。何にも縛られない自由な感じで羨ましく感じませんか?

 それと同じで、異性愛者の人々も、「こうあるべき」に囚われることや、どういう関係が上か下かを規定するのではなく、今の自分に合った関係を楽しめば良いだけです。それに、彼氏もセフレもそれ以外も、全て選択肢をフラットな状態で見られると本当に気持ちが楽になると思うのです。

 当然、子供を作る目的のある人は親密なパートナーが必要になってくるのかとは思いますが、ぜひ試行錯誤をして本当の自分に合うのは何かを見つけ出して頂ければと思っています。


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