死の谷へ転落したバイオ銘柄メドレックスの今後の望み

新興バイオ銘柄でほぼ望みをたたれたバイオもしくは、希望を無くし株価がどん底をさまよっている様子を『死の谷』と呼ばれている。

2013年2月に新規上場し消炎鎮痛貼付剤という日本ではシップの名称で愛されている薬剤の承認を目指していたメドレックスという東証マザーズのバイオ企業は、売り上げは1億円にも満たず、ETOREAT(エトリート)の承認が待ち望まれていた。上場当初から期待先行でiPS細胞再生医療銘柄として注目された時期もあり、7500円の上場来高値をつけたこともある。

当初計画では2014年末に承認申請を行い、2015年末にはFDA承認(米国承認)という計画だったはずだ。それが、大きくずれ込みいつの間にか2017年後半の承認申請目標と変わっていた。このあたりで軟調であることに気がついていれば良かったのだが、2016年には株価はズルズルと下がり341円の上場来安値を付けた。

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エトリートの米国承認はメドレックスにとっても社運がかかっていた。しかし、その時は違った形で訪れた。

2016年8月22日9時0分、エトリートの米国承認第3相試験でプラセボとの有意性を示せなかったことが、会社からIRで発表されると数分で株価はストップ安に貼り付いた。まさに死の谷への滑落といったところだ。

プラセボとは偽薬とも呼ばれ、効能が無いが同形状で試験薬を使った気分にさせて比較するという試験で使われる。

エトリートが承認されれば、年間売り上げは100億円もアップするだろうと市場では予測されていたことからも、時価総額が100億円にも満たないメドレックスには業績様変わりの大チャンスであった。あらためて創薬の厳しさを思い知らされた。今後のメドレックスには直後に続くパイプラインも少なく、資金繰りの為の大量増資か、上場廃止という選択をせまられる可能性が高まったと見てよいだろう。

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